『Kiss Kiss, Bang Bang』(キスキス、バンバン-L.A.的殺人事件)

前回の記事を見てびっくり!
3カ月以上も更新してなかったなんて!
この3カ月の間に良い映画に結構出会ったのですが、大学生活がちょっとまだ慣れず忙しかったりで中々更新できなくて申し訳ない。。。
待っててくれた人たち、すいません!←あれ、そんな人いるっけ?(笑)


何故この映画のレビューなのかといえば、昨日見たばっかりで記憶が新鮮だからです。







『Kiss Kiss, Bang Bang』(キスキス、バンバン-L.A.的殺人事件)☆☆☆☆☆


監督・脚本:シェーン・ブラック
キャスト:ロバート・ダウニー・Jr、ヴァル・キルマーミシェル・モナハン、コービン・バーンセン


NYで泥棒をしているハリー。ある日閉店後のおもちゃ売り場で盗みを働こうとするが、警報が鳴ってしまったために走って逃げ出した。警察に追われた彼が逃げ込んだ部屋はハリウッドの探偵映画のオーディションルームだった。それがきっかけでロサンゼルスでスクリーンテストを受けることになるが、そこで出会った探偵・ゲイ・ペリーと共に奇妙な殺人事件に巻き込まれることになり…


ミステリーとコメディを足したような作品です。
ダウニー×ヴァルコンビの掛け合いが面白いです!





この作品はメインキャラクターのハリー(ダウニー)の語りから始まるんですが、ここから少しずつ引き込まれます。
彼はただの泥棒なので、特に勘が鋭いわけでもないのですが、そんな普通の男が殺人事件に巻き込まれて、ひょんなきっかけでその事件を追っていくことになる、というストーリーは中々楽しめました。
(ありがちでもいい!
割とかるーいお話かと思いきや、若干胸の痛むような部分もあったりで、好きです。

でも、やっぱり一番の見どころはハリーとペリーの関係、それに加えてハリーの初恋の女性、ハーモニーです。
男二人で話が進む映画が基本的には好きですが、ハーモニーも笑えるキャラクターで好感もてました。
泥棒のハリーとゲイで探偵のペリー、そして女優のハーモニーというちぐはぐな人物たちがなんだかんだで協力し合ってるのが微笑ましいです。

そうそう、ところどころペリーのゲイネタがでてくるのですが、それが結構面白いんですよ!
ゲイに偏見がある人でも、この映画では絶対ペリーのことを好きになれるはず!


ちなみにこの映画を見たきっかけなんですが、私の大好きなポール・ベタニーが出ている作品で『キス★キス★バン★バン』、というこれと同じタイトルの映画があるんですよ。で、その作品が大好きでネット等でいろいろ調べていたところ、この作品の名前が良く出てくるから前々から気になっていたので今回借りてみました。
内容は全然違うんですけどね。
関係ないけど『レギオン』見逃したのがショック!





というかこの作品で何が一番衝撃的だったかっていうと、ヴァル・キルマーですよ。
私の中ではヴァル・キルマーといえば『トップ・ガン』のアイスマンのイメージが強いわけなんですが、他にも『トゥルー・ロマンス』(顔はでないけど)や『ヒート』とかでもちょいちょい見てて、二枚目ではないけど地味に目立ってなんか気になる俳優さん。という位置づけだったんですが、この3作と今回の違いといったらもう!!


二枚目ではないとはいえ割とかっこよく写ってるやつを探してみた。多分『トップ・ガン』あたりの画像。












で、これが今回の映画の時。






ちょっと心の準備ぐらいさせてくれよ!
最初に出てきたときあなたがヴァル・キルマーだったとは気付けなかったぞ!

あんまりに体系が変わっててショックでした。

でもまぁ元々演技派の俳優さんだしね、うん。
これはこれで面白かったです。



ダウニーについては偶然にも前回の記事でちょっと語っちゃったからなぁ。
『アイアンマン』のようにかっこいいダウニーではないけど、この作品でますます好きになれそうです。
ハリーって全体を通してみてると女性に対して結構紳士なんですよね。




まだ見てない方は是非見てみてください!









※それではここからはネタバレなので見てない方はここまで!






















上で語ったペリーのゲイネタなんですが、いくつか面白いのあったけど個人的に一番面白かったのは、ハリーに向かって『Kiss me』と冷静な顔して言うシーンです。
死体運びを警察にばれないようにキスする二人がこちら。



頑張りすぎ!(笑)




あと、地味に笑えたのがハーモニーがブチ切れてドアを思いっきり閉めたらハリーの指が落ちたシーン。
『今指落ちた?』
って微妙な表情で言う彼女に対して
『見たくないから拾ってくれ』
と言うハリー。

なんで突然指落ちるんだよ!(笑)
とか思ってたけど、その後例の指をわんちゃんが食べたときのペリーとの会話がまた面白かったです。
『指紋を全部拭きとれ』
というペリーに
『無理だ』
というハリー。
『何故だ』
と問うと、
『俺の指紋を犬が…』
と答える。
『犬に指紋が付いてるのか?』
と聞くと、
『違う、指ごと持ってる』
と答える。
『犬を殺して指を取り戻せ』
と言ってきたが、
『待て…』
とハリーが言った時、わんちゃんが指を完全に食べちゃいます。
『もう大丈夫、証拠は隠滅された』
と返すハリー。
可哀想だけど笑えた。



結構全体的にコメディ調なんですよねー。
でも、ハーモニーの妹の件は重かったです。
割と軽めに進んでいくストーリーの中で、この件はちょっと切なくなりました。

最後にクソ親父を殴ったペリー、グッジョブ!



って、たいしたネタバレはないんですけどね。

このストーリーって、犯人は割とすぐにわかっちゃうんですが、トリックが結構面白かったです。
絶対ばれそうなもんだけど(笑)


私はコメディ入ってる映画は割となんでも容認するタイプなのでトリックがどうのとか、ありえないとか突っ込まない方です。
でもamazonとかのレビューを見ると賛否両論みたいですね。




最初の頃は「お前とは友達じゃない」と言いきってたペリーが最後にはハリーを雇ってくれるまでになるなんて、素敵!
結局私はあんまり合わないタイプが段々仲良くなってく定番のバディものが好きです。





以上!(てきとうすぎ?