『Zombieland』(ゾンビランド)

またしても一カ月以上放置してしまったみたいです。
大したこと書いてないのに結構根気いるためどうしても先送りになってしまうんですよね。
良い映画には出会ってるのに!


というわけで、せっかく地味に話題作になってる『ハングオーバー』も見たのに記憶が新しい『ゾンビランド』についてレビューを書こうと思います。



『Zombieland』(ゾンビランド)☆☆☆☆



監督:ルーベン・フライシャー
キャスト:ウディ・ハレルソンジェシー・アイゼンバーグアビゲイル・ブレスリンエマ・ストーン



謎のウィルスに感染した者がゾンビとなってから数か月、その感染の勢いは地球上に広がっていた。
人間よりもゾンビの人口が上回るような世界で、引きこもりだった青年コロンバスは数少ない生き残りの一人であった。
彼は彼なりのルールを決めてこれまで生き残ってきたのだが、ある日他の生き残りである粗野な男、タラハシーに出会い、行動を共にするようになる。



そんなに期待せずに見たんですが、思っていたより遥かに面白かったです。
ゾンビ映画自体を普段全く見ないので、この映画は私にとって『ショーン・オブ・ザ・デッド』に続き2作目のゾンビ映画ということになります。(両方コメディってどうなのよ。

コロンバスは自分の家族の住む場所とタラハシーの行き先の方向が同じなので車に乗せてもらうのですが、生き残り同士なのに互いに凄く壁を作ってるんですよね。
引きこもりの青年とワイルドな男は本名ではなく地名で呼び合っていて、そういった部分からもお互いを信用しきってない感じが伝わってきます。
二人は性格も合わなければ考え方も違うので、一緒にいるけれどかみ合わない部分が多いんです。でも二人が織り成すちぐはぐな会話がまた面白かったりします。
途中で美女姉妹が彼らと出会うのですが、彼女たちもまた自分たちとそれ以外の人間というはっきりとした境界線を引いていて、誰にも心を許さないようにと決めています。
そんな4人のロードムービー…に、ゾンビが加わったような話です(笑)
恐怖のゾンビ映画、というわけではないですが、あまり何も考えずに楽しめる作品だと思います。オープニングのシーンでゾンビに追いかけまわされる人たちのシュールな映像から始まり、全体的にテンポが良いので飽きることなくラストまで楽しめました。


タラハシーを演じるウディ・ハレルソンってこういう役でしか見たことないんだけど、『ゾンビランド』での彼はかなりかっこいいですよ!
(あ、ちなみに彼と私は誕生日が一緒です(笑)
ゾンビを憎んでそれらを退治することを楽しむ強靭な彼ですが、トゥインキーというお菓子に目がないという可愛らしいギャップをもっていたりします。私はギャップのある男の人が凄く好きなので、ときめきました。
かなり傍若無人な彼ですが、そんな彼の過去は意外と切ないです。




姉妹の妹役がアビゲイル・ブレスリンだったんですが、彼女はどんどん大人っぽくなっていきますね!
彼女の演技はいつも生き生きしてて私は結構好きです。
姉役のウィチタを演じたエマ・ストーンという女優さんは知らなかったのですが、この映画ではとっても強くて魅力的でした。





個人的に一番面白かったシーンは全部ネタバレになっちゃうので書けないのですが、この映画の中盤に意外な大物が出てきます。出てきたときにはびっくりしましたが、この人物がでるシーンは凄く面白いですよ。






と、いうことなのでホラーもゾンビも興味なし、というような私でも凄く楽しめたオススメの作品です!
(最近メジャーな映画を書いてきたのにここにきてマニアックな映画を挟むこのブログ、未だに誰向けなのかわからないな。