『Michael Jackson's THIS IS IT』(マイケル・ジャクソン THIS IS IT)

これについてはずっと書こうかどうしようか迷ってました。
この映画について書くにはマイケルのことも触れずにはいられないだろうなぁ…と思って。
(一応最初に断っておくと、私は彼が大好きですよー。









Michael Jackson's THIS IS IT


監督:ケニー・オルテガ
キャスト:マイケル・ジャクソン


マイケル・ジャクソンの最後のライブツアー『THIS IS IT』のリハーサル映像が中心のドキュメンタリー映画



マイケルの最後のライブ、『THIS IS IT』のリハーサル映像をつなぎ合わせたものです。
この映画で初めて彼がでてきた途端涙がでました。
かつてトップスターであった彼の素もちょっと見れます。
私が驚いたのは、彼は歌う時と違って(私が有名な曲しか知らなかったのですが)喋るときはとても静かに喋っていたことです。
温厚な人だったんだぁ…と思いました。
(過去形で語るのはちょっと悲しい…



一番好きだったのは、彼がバンドの方に文句を言う際に「怒ってるんじゃないよ、愛なんだ」という場面です。


マイケルのパフォーマンスは凄いし、彼の主義主張はとっても強くて、人間的にも大きく素晴らしいと思いました。




※こっから若干ネタバレ?
(これってリハーサル映像のつなぎだからどこからネタバレなのか私は判断できないんですが;




↑の文から続いてます

でもこの映画、評価が高いですが私はそんなに良いと思えませんでした。
もうちょっと編集どうにかならなかったのかなぁ…と思いました。
私が一番感動したのは『Earth song』で、凄まじいマイケルの歌とライブ用PVだったと思います。
(非エコで有名な私ですが、ちょっと考えなおそうと思いました←単純だな
↓普通のSFはもっと凄くてびっくりです。ニコニコより。見れなかったら教えてください。

その後彼がライブのメンバーに対してメッセージを伝えます。
そのあとに他のリハーサルの映像が入って、マイケルのダンスの途中で終わるんですが、なんかあっさりした印象を受けてしまって;
個人的には彼がメッセージを伝えて終わり、が良かったんじゃないかと思いました。


まぁ、映画製作にそれほど詳しくない私がこんなこと言っても余計なお世話なんだろうけど(笑)



しかしこの映画は私たちが見れるマイケルの最後の姿なので、とても価値のある映像だと思います。
彼のことが好きな方で、迷ってる人は見た方が良いかも。





※ここからは好き勝手なことばっかり言ってるので、不快に思う方がいるかもしれません。
なので見るときは注意してください。








ずっと迷ってはいたのですが、今思ってることを書きます。
もしかしたら時間がたったらこれを見て、子供だなぁ…と思うかもしれないけど。



彼が7月13日から行う予定だったライブ『THIS IS IT』、私は行けないけれどyou tubeとかにアップされるのを楽しみにしてました。


私は最初超有名な曲を知ってる程度でファンでもなんでもない人間でした。
マイケルは私の買ってる雑誌のゴシップ欄でたまにバッシングされていました。
メディアではあんまり良い話を聞かないマイケルですが、逆に気になってニコニコ(you tubeよりニコニコ派(笑))で彼のPVを見たんです。
(確か丁度マイケルが『THIS IS IT』をやるって宣言したちょっと前だった気が
それで、おそらく一番有名な『Thriller』を見たのですが、最後まで見たときにはゴシップネタなんて吹き飛びました。
それぐらい凄かったです。

ニコニコ動画から。見れなかったら言ってください。

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その後気になって『Beat it』や『Bad』等、有名な曲のSFも見たのですがかっこよすぎてびっくりしました。
見た後にママに「マイケル・ジャクソンて凄くない!?歌もダンスもうますぎ!!」と言って騒いでいたものです。
(ママは丁度彼の最盛期に彼の曲を聞いていた世代なので、そんなの知ってるよ程度の反応でしたが(笑)でも「マイケルは音楽界で神様みたいなもんでしょ」と言ってました


ちなみに私は「Smooth Criminal」が一番好きなので、それも載せておきますね。

(コメント非表示推奨。
ゼロ・グラヴィティが凄すぎる!
仕掛けがあっても私にはできません。


ちなみに『Thriller』は一度中学生の時に英語の先生が見せてくれたことがあります。
その時はしばらくテニス部で『Thriller』のダンスを真似するのが流行りました。
(ただ、私はリズム感が0なので皆が踊ってても私だけ全く踊れませんでした…悲しい。
今思うと映画『Stand by Me』(スタンド・バイ・ミー)を見せてくれたりThe Beatlesの曲を聞かせてくれたり、粋な先生だったなぁ。)


とにかく、改めてPVを見たら彼の歌やダンスのレベルの高さに驚いて、「あぁ、なんだ。彼が凄い人だから皆貶めたいんだな。」と思ってそれからは彼のゴシップネタを見かけても「またやってるよ…」程度にしか思わなくなりました。
それで彼が最後のライブをやるって聞いた時もちょっとわくわくしてました。



でも、突然彼が亡くなったということを聞いて本当にショックでした。
私は最近全然TVを見ないので彼が亡くなったというニュースを全く知らず、学校でクラスの友人に「ビビちゃん!マイケル・ジャクソン死んじゃったんだって!」と言われて「えー!?嘘だぁ!」と騒いだ覚えがあります。
(その後すぐ担任が教室に入ってきたので詳しいことは聞けなかったのですが、あんまりにびっくりして担任が去った後すぐその子の席に言って「え、本当に!?嘘でしょー??」としつこく聞いたなぁ…



ところで彼に対する世間の評価なんですが、死んでから掌返しすぎだと思いませんか?


生前彼は様々なスキャンダルに見舞われました。
整形や肌の問題や、児童虐待の裁判等…。
(時々それらについて触れられたら勿論彼を擁護しましたが。


整形は本人が認めています。
最初のきっかけは事故で鼻を折ってしまったことらしいですが、整形ぐらいでどうしてそんなに責められなくてはならないんでしょうか。
そして、どうして彼だけそんなに責められるのでしょうか。


肌が白くなったのは尋常性白斑という皮膚病のせいです。
(私も病名については死後知りましたが
彼は更にエリテマトーデスという病気にもかかっていたそうです。

なのにメディアでは「白人に憧れて漂泊した」と言われてます。
彼自身が病気だと言っているのに、どうして漂泊だなんて酷いことが言えるんでしょうか?
それに、そもそも「白人に憧れて漂泊した」という考えはブラック・アメリカンの方々に対して失礼じゃないでしょうか。
ブラック・アメリカンより白人の方が美しいというアメリカや日本の白人主義による誤った考えだと思います。
(金髪碧眼大好きな私が言うのもなんですが…
マイケルはブラック・アメリカンであることに誇りをもっています。
でもメディアがそんなことを言ったせいでブラック・アメリカンにもバッシングされてしまいました。

TV等では整形外科の先生みたいな人がでてきて「漂泊ですね」と言ってましたが、そんな技術があるのなら見せてみろと言いたかったです。
尋常性白斑についてわかりやすく説明した動画を見つけたので載せておきますね。

(またニコニコより。コメント鬱陶しいかもしれないけれど訳が見れます
you tubeはこちら→http://www.youtube.com/watch?v=lQ6b7kHGsSg&feature=channel_page



裁判については長くなるので詳しくは書けませんが、最初の示談した件についてはトム・スネンドンという検事が医者と組んでマイケルを貶めようとして、示談しなければ示談金の100倍払わせる手はずになっていたそうです。
その後訴えた家族については言ってることがころころ変わったり、監禁されていたと主張する日付に町に出かけてマイケルのお金で豪遊していたり…
結局全ての件について無罪になっているのに、「訴えられた」という事実だけ注目して「無罪になった」ということを知らない人もいます。
(私は生前、彼が無罪ということだけ知ってましたが詳しい内容は知りませんでした。
未だに「でも真実はわからない」と言う人がいると凄く嫌です。
そんなこと言うなら裁判なんてなんの意味もないじゃないかと思ってしまいます。
ちなみにその家族の母親は、その後詐欺罪で有罪になっています。

彼は単に子供が好きだっただけだと思います。
それは勿論、性的にとかではなく。
挙句に自身の子供まで虐待しているという噂までたちましたが、メディアはとりあえず悪く言いたいんだね、としか思わなかったです。
(そして娘パリスちゃんの発言からそれも絶対にあり得ないと思います。




マイケルのリハーサル映像だって、メディアで最初に取り上げられてた時は「もう彼はだめだ」とか「昔の栄光」とか言われてたのに死後急に「素晴らしいパフォーマンス」「いつまでも劣らない」とか変わっていて本当にイラっときます。
生前彼のこと散々バッシングしていたくせに、急にKing of Popとか称えはじめて。
彼の慈善活動は一切報道せずスキャンダルばっかり流して、どうかと思います。




でも良く考え直したら死んでからもずっと悪く言われるよりは良いのかなとも思います。





しかし皆が彼を悪者だと思ってるのかと思ってましたが、この映画の冒頭で選ばれたダンサーたちが本当に感激して泣きそうになりながら喜んでいるのを見て、「あぁ、彼のことを素晴らしいと思ってる人もちゃんといるんだな」と思いました。
オーディションを受けている人たちの数の多さを見ても彼が尊敬されていることは分かりますし。

ちなみにそれをママに訴えてみたら、「メディアが全てじゃないし、ちゃんとマイケルを正当に評価してる人の方が多いよ」と言ってました。
あと、私がこんなにうるさいのは若いから凄かった時代を知らない上に、ネットの書き込みやゴシップネタの見すぎとも言ってました。






なんか長くなってしまいましたが、いつまで書いてもまとまらなそうなので終わりにします。


生前も勿論好きでしたが、映画のせいか最近マイケル中毒です。
ぱっちりした目と手足の長い素敵なスタイルが魅力的ですよね。